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債券

【投資初心者必見!】債券をわかりやすく解説してみた。【最低限の債券知識】

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地味な債券投資は、投資初心者に見向きもされない現状に、少し寂しさを覚えます。

 

ミス.ビギナー
債券の実態がわかりずらく、理解をするのも難解...。

 

そんな声も聞こえてきます。

それらの諸事情もあり、投資初心者は、インターネットで容易に購入ができる株式インデックスファンドや米国株などを購入しているのが現状のようです。

しかしこれらは、リスク度が決して低いものとは言い難いことを、どれだけの人が理解しているのでしょう..。

投資初心者が一番初めに購入するファンドとしては少しリスク度が高いと思うのです(積立は除く)

 

本来であれば、あらゆる資産が組み込まれているバランス型ファンドや、安定的なクーポン収入が期待できる債券ファンドあたりから購入するのが理想的だと思うのですがどうでしょうか。

 

しかし、投資対象となる債券という資産クラスの実態が、どういったものかわからないのであれば、それは投資をしようにも腰が引けるのも理解ができます。

なので今日は、債券についてよりわかりやすく解説したいと思います。

 

そもそも「債券」とはどのような資産クラスかを説明する。

 

投資初心者にとってとっつきにくい資産クラスと言われる債券。

であるからこそ、そんな債券を詳しく見ていきたい!

そう思うのであります。

まずは債券の概要を見ていきましょう。

 

債券とは何か。

出典:大山日ノ丸証券

債券とよく聞くところですが、一体何者なのでしょうか。

 

債券とは

債券とは、国や地方公共団体、企業などが資金調達のために発行するものです。

一般的に債券を購入すると、利払日に利息が支払われ、償還日に額面金額が払い戻されます。

一方、債券いつでも売買できますが、時価は変動するため、額面金額よりも高くなることもあれば、低くなることもあります。つまり、償還日まで保有していれば安全性が高い一方、償還日前に売却すると元本割れのリスクがあります。

また、発行体の経営悪化や破綻によって、利息の支払いが滞ったり、投資元本を割り込むこともあるため、発行体の安全性を格付などで確認することが大切です。

引用:SMBC日興証券

 

もっと端的に申し上げるとすれば、

 

ポイント

国や地方自治体や企業等が、資金調達の手段として、借金をした時の借入証書にあたるもの。

 

と言えるでしょう。

 

「債券」の種類にはどんなものがあるか。

 

債券はカテゴリーごとに分類されており、その種類は覚え切れないほどと言えるでしょう。

 

参考

主な債券の種類

出典:極東証券

 

投資初心者は、国債社債を覚えておけばよろしいかと思います。

個人向け国債の種類

出典:マイナビ

 

債券投資の魅力と特徴。

出典:岡三証券

債券投資の特徴と魅力は以下の通り。

 

定期的に安定したクーポン収入(利子収入)が受け取れる。

出典:エイチエス証券

債券の特徴であり魅力は、なんといっても定期的に受け取れる安定したクーポン収入(利子収入)でしょう。

保有している間は、常にそれが見込めるので、投資をする上でも安定的に運用したいという人にはうってつけの資産クラスといえます。

 

景気後退局面に強さを発揮するので、株式等の資産クラスとの分散投資が適格である。

 

景気拡大局面ですと、より収益性の高い株式などのハイリスク資産で資産運用をする人が増え、資金が株式などに流入し、株高をもたらします。

一方で、株式ほどの収益性のない債券などの資産クラスから資金が流出し、債券の価格の下落が避けられなくなります。

 

つまり、株式同様債券も、景気の良し悪しに強く影響を受けるのです。

株式が下落するであろう景気後退局面では、債券が強さを発揮し、その逆であれば弱さを露呈する..。

 

また、景気後退局面において、一つの資産だけに投資をしていた場合、リカバリーができなくなるので、景気後退局面を迎えても心強い味方を作っておく意味でも、不況に強い債券を保有しておくのもいいでしょう。

安定的な運用を目指すのであれば、分散投資は避けられませんので、複数の資産を持ち併せるように保有することをおすすめします。

 

債券価格と金利の関係

出典:日本証券業協会

 

債券は、一般的に金利が上昇すると債券価格が下落し、金利が低下すると債券価格が上昇すると言われています。

そのロジックはこうです。

 

今保有している債券が、金利の低下の発表を受けると手元にある金利の高い債券は誰もが欲しがるものになります。

すると債券価格が上昇するのです。

 

例えば...

出典:大和証券

保有している債券が、金利上昇や低下の発表を受けて、その保有している債券の価値がどうなるかを考えるとわかりやすいです。
 
 

例えば..、

金利3%の債券を保有しているときに、金利が4%に上昇すると...。

保有している金利3%の債券の魅力は薄れ、金利4%の債券に価値が生じ、それを欲しがる投資家が多くなるのです。

そうなると今保有している債券の価値は下がり、価格も低下するのです。
 

逆に、金利が2%に下がった時はというと...。

今保有している3%とという金利の高い債券の価値が上がり、誰もが欲しくなります。

すると、保有している債券に価値が生じ、価格が上昇してくるのです。

 

債券は投資初心者こそ保有しておきたい資産クラスである。

 

 

インターネット取引の普及で、簡単に投資性商品が購入できるようになった昨今、商品特性を理解しないまま、投資性商品を購入する投資初心者が後を断ちません。

こんな聞き捨てならないツイートを目にした時は、一瞬凍りつきました。

 

長期で積み立てるからこそ、基準価格が落ち込むことがあるからこそ後から恩恵を受けるのがつみたて投資というもの。

それを理解していないが故にせっかく始めてチャンスを迎えているにも関わらずやめてしまう...。

これは、正しく投資を理解していないから起こる現象であると考えています。

 

こうならないためにも、信憑性のある情報を取得し勉強をする。

そしてまずは、リスクの小さい債券のような資産クラスから投資をすることが大事になってくると思っているのです。

 

海外株式インデックスファンド(特に米国株)がインターネットで気軽に買えるようになり、それを普通に購入する投資初心者が増えました。

しかし投資対象の資産クラスを冷静に考えてみれば、かなりリスクが高い部類に入ります。

いくら積立だといえども、意識がハイリスクに向きすぎです。

まずは、債券ファンドのような低リスク資産から投資を始め、資産運用の経験を積んでいくことをお勧めします。

そのような意味でも、地味な資産ではありますけど、投資初心者が債券に目を向けるのは悪いことではありません。

 

債券は奥深い。探究すればするほどキリがなくなる。

 

 

株式と似て非なるものが債券です。

投資を考えるとき、分析する部分が株式とはまったく違ってくるのが債券の興味深いところです。

株式投資の重要性が個別株分析や景気動向が中心であるのに対し、債券投資は金利や金融政策の分析が重要になってきます。

 

どちらの資産も奥深く難しいものですが、馴染みにくいことを考えると、債券の方が理解をするのに少し時間がかかるかもしれません。

 

それでも、今後長く投資と付き合っていくのであれば、債券の知識はなくてはならないものになってきますので、学んでいく姿勢が問われてくることでしょう。

 

頑張りましょう!

ではこのへんで。じゃ!

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FPひろき

日本FP協会員AFP2級ファイナンシャルプランニング技能士。会員一種証券外務員資格、内部管理責任者資格保有。 某大手金融機関で資産運用商品・保険商品販売マネージャーを務める。その後は社員向け金融教育研修の担当講師として従事。CFP®︎資格試験は4課目合格済み。 2022年末、FP事務所開設予定。 趣味はブログ運営、ラーメン、FC東京そして勉強。 執筆等のお仕事のご依頼はお問い合わせまでお願いします。

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