どうも、FPひろき(@fp_hiroki)です。
今日はCFP®︎資格審査試験の合格発表日。
僕の結果は...。
まぁひとまずそれはいいとして。笑
FP資格試験を受けるたびに思うことがあるわけですが...。
そもそもなぜ、これだけ多くの人がFP資格の取得を目指すのでしょうか。
金融機関の社員で昇進試験の条件にもなってるから仕方なく受検した、
という人が多いのも当然知っています。
そういった人の中からは、
という声も聞こえてきたりもしますが...。
そんな使えない資格と言われるFP資格ですが、
毎度毎度おびただしい数の受検者が資格取得に挑み、
合格を目指しているわけです。
これいったい何を意味しているのでしょうか...。
受検者である彼らはFP資格を取得した後に何を目指し、
どこへ向かっていくのか。
確かに気になるところです。
そう思うこともしばしばありました。
今日はプロのFPとして長く現場で働いている僕が、
FP資格を輝かせることができるものが一体何なのか、
の核心に迫っていきたいと思います。
どうぞお付き合いください。
Contents
『FP技能士資格』の位置付けは、お金に関する基礎知識を勉強した裏付けである。
というのが、プロFPの僕の持論です。
それはなぜか。
FP資格を取得しても、すぐにプロのFPを名乗れるほど金融の世界は甘くないからです。
学生や主婦がFP資格を取得し、FPを名乗るのは何ら悪いことではありません。
名乗る権利が妨げられることもなければ、
現に名乗って活動している人がいるのも事実です。
しかし、
FP資格を保有していると言うだけで、
実際に相談を受けクオリティの高い提案ができるのか。
お客様に満足感を与えることができるのか。
それらは資格取得とは別次元のところにあるケースがほとんどであり、
その事実については勉強をした有資格者だからこそ理解していると思うのです。
そう感じるのが至って普通の感覚でしょう。
つまり、FP資格取得とFPとして活躍することは別のものであり、
そこには超えられない高い壁があるのも確かです。
その超えられない高い壁とは何か。
ズバリ“経験”です。
資格+経験
これを揃えられてはじめて、
お客さまを満足させる最低限のFP像といえるのではないでしょうか。
資格を取得するのは誰でもできるとしても、経験を積むことができるのは、
金融機関等で実際にお客様をコーディネートできる立場にある、
窓口テラー職かリテール営業職に限られているのが現状です。
むしろ、金融機関勤務でありながら実際にお客様と相対する立場でありながら、
FP資格を保有していないと、逆に説得力に欠け、
お客様の信頼を得られないケースが出てくることもあるでしょう。
と思われたり、
などと不信感を抱かれることも考えられます。
お客様のそれらの不信感や不安感を払拭する意味において、
FP資格の保有は解決策の一つになりえるでしょう。
金融機関勤務等でお客様と実際に接する社員にとって、
FP技能士資格の保有は、お客様と向き合わせていただく上での最低限のエチケット。
そう先輩から教わったのを今でも覚えています。
金融教育が遅れているとされる日本。FP技能士資格取得はそれを補完する意味はある。
日本は金融教育、とかく投資に関する教育が諸外国に比べて遅れていると言われています。
多くの先進国では、中学生の頃ぐらいから金融教育が施されていることが常識化しています。
それを思うと大きく金融教育の面で大きく遅れをとっていると指摘せざるを得ないのです。
金融教育の必要性に気付いている多くの学生さんや主婦が、
それを補おうとFP資格の取得に活路を見出しているように思うのは必然にも感じます。
また、老後2,000万円問題なども謂れるようになり、
投資の必要性が問われる時代となりました。
参考
老後2,000万円問題とは...
そう考える多くの方が、まずはFP資格の取得を目指そうと考えるのも理解できます。
金融知識を得る目的でFP資格の取得の勉強を通してそれを実現させる。
何とも効率的で一石二鳥ではありませんか!
FP資格の受検を通して得た金融知識は決して無駄になりません。
しかし、いざ、それを活かしたいとなると...。
話は一気に別問題になってしまいます。
せっかくFP資格を取得しても、
FP資格を輝かせる場所が限定的すぎる...。
そう絶望感にさえなまれることも多々あったのではないでしょうか。
FP資格を取得した後、更に高みを目指して本格的にFPを目指そうと思った場合に、
なかなかそれを活かせる場所がないなんて...。
FP資格を取得する上で、
FP資格取得=本物のFPとはなり得ないもどかしい点があることを、
同時に覚えておくぐらいが丁度いいのかもしれません。
FP資格が輝く場面は、金融知識を用いてお客様を実際にコーディネートする時です。
やはりFPとしての活動の原点は、お客様の相談を受け、
持てる金融知識をフルに活用し提案をすることだと思います。
実践経験を持ち併せたFPによるセミナーや著作物は、
そのFPの視野がとても広いこともり、説得力がある傾向にあると感じます。
なのでFP資格を取得しただけに飽き足らず、
本物のFPになってみたい!と志をお持ちの方は、
金融・保険業界の門を一度は叩いてもらいたいと思います。
FP資格が輝かせ、活かせる原点とは何か。
それは、
実際にお客様をコーディネートした経験がどれだけあったか...。
つまり経験です。
これに尽きると思います。