どうも。FPひろき(@fp_hiroki)です。
昨日更新したブログ記事で、僕がサラリーマン生活に終止符を打ち、
独立開業をすることについて少し触れておりました。
詳しくはこちらをどうぞ。
除夜の鐘を聞くやいなや、僕の立場や肩書きはガラリと一変。
そっか。これでオレの所属は無くなったわけだな...。
あまり実感がわかない。
今後いろいろな場面でその喜びだったり苦労が出ててくるのだろう。
覚悟しておこうではないか。
そもそもである。
なぜ僕は、順調に管理職一歩手前まで昇進していた所属会社を退職する、
という茨の道を選んだのでしょうか。
周囲でも色々と憶測を立てている人もいるみたいですが..。
なので今日は、そのあたりの経緯について、
ご報告も兼ねて書き綴ってまいります。
どうぞお付き合いください。
入社10年目。管理職手前まで昇進しながらも、なぜ退職を決断したのか。
12月まで所属した金融機関には、キャリア採用で入社させて頂いたわけですが、
入社10年目で管理職手前のポジションまで昇進するのは極めて異例のことでした。
そう鑑みても順調にキャリアを積み上げていたわけです。
それではなぜ退職を選んだのか。
その理由は主に4つありました。
1.アイデンティティと職業への強い拘りがあった。
オレは金融マンなんだ!
金融マンとして多くのものを培い、経験を積んできた自負がある。
今更違うものをやるのは死刑宣告されるようなもの。
雇われているだけならそれもいい。しかし雇用契約はそもそもが対等である。
オレにも選ぶ権利があるのだ。
そのような強い拘りにより、会社に雇われ続ける安定感よりも、
「自分は何者なのか。」
...という自分の職業に拘ったが故の決断でした。
金融という自分の土俵に立ち続けるためには、
退職こそがベターな選択肢であったのです。
そこに疑いの余地はありませんでした。
2.不本意な人事発令と思いもよらない低評価。
11月に急な人事発令がありました。
すっかり不意打ちを受けた僕は
うううう....、ありえん...、ありえんよ。。なによこの人事は...。
これは屈辱的な人事だなぁ〜。そんな想いをしてまで企業にしがみ付きたくはない。
よし、プランBの発動だ!そうだ辞めよう!
こんな感じで11月下旬にそそくさと退職を決断。
その決断を下すことつき、まったく時間を要しませんでしたし、
難しいものでもありませんでした。
成果を出してきたつもりだったが、公平に評価がなされたのかが疑問だった。
前所属会社では、誰の目から見ても、見える形で成果を出してきたつもりです...。
しかしそれがまったく評価されていなかった...。
砂礫が長い..、というだけの人が結果的に人事的優遇を受けたことに対し、
相変わらず閉鎖的、前時代的な会社だな〜..。
と思ったのが正直あ気持ちでした。
この中途半端な時期にまったく希望しなかった部署への異動。
これにははさすがに堪えました。
高待遇はあってもその逆はないだろう...
とどこか油断をし過信していたのが本音です。
ところがどっこい..。
自分が思っていたのとは裏腹に、まさかまさかのの真逆の評価。
それを人事異動という形で返されるとは微塵にも思っていなかったです。
定年まで会社にとどまることもできたでしょう。
しかしそこに残ったところで自分が追い求める仕事ではありません。
不本意でありながら、会社員であるがゆえにそれを飲み込み、
我慢し続けて賃金をもらう。
それではお駄賃程度の報酬で、黙って黙って作業をするアルバイトと大差ないではないか...。
そこにはプロとしての誇りがまったくありません。
いやっ、強引にでもプロという言葉を使うのなら、それこそが、
“プロ社畜”
以外の何物でもありません。
それはもはや武士道を失い、刀狩りをされた武士みたいなもの。
なんとも哀れではありませんか。
それなら切腹したほうがマシである、というのが僕の考え方でした。
僕のアイデンティティを奪うようなこの人事発令に対し、
会社を取るか、職業を取るの人生の分かれ道。
会社に期待されてはいるものの、
社畜に成り果てる人生でいいのか...。
それとも自分は何者なのか、
という生き様を大事にする人生か。
それこそいろいろな角度から考え抜きました。
そしていろいろなものを一つ一つ天秤に掛け、
モヤモヤする気持ちに決着を付けるに至ったのです。
自分は何者として生き、どうお墓に入っていくのか。
少なくとも、“職業は会社員”はゴメンかな。
これをキーワードに考え、「生涯一金融マン」で生きていく結論を導き出したのです。
人事異動に納得がいかなかった。
自分が培ってきた経験を活かせない部署での仕事...。
まったく想像付かないわ...。
頂いた人事発令に強く反発した結果が退職だった、
ということは前節でも述べた通りです。
この年齢にして、
“新たなものにチャレンジする”...、という考えはサラッサラありませんでした。
これこそが僕のキャリア論なのです。
確かにいろいろな見解があるでしょう。
- 人生いろいろ経験することも大事である。
- 人生は何歳になってもチャレンジだ。
- 新しいことにチャレンジすることは、人生において必ず意味がある。
挙げたらキリがないぐらいに様々なご意見があるのも承知してます。
それらの意見はすべて正解だとも思っています。
しかし僕は職業人として、どうしても譲れない部分があったのです。
職業人として下積み期間とも言える20代や30代ならいざ知らず、
40代の僕にとっては、今まで培ってきた経験を活かした仕事をしなければ、
今までのキャリアを否定したことになりかねない...。
そのような危機感すら感じたのです。
拘りという名のプライドを持ち、拘りを探究心に変え、
理想の職業人像を追い求めていきたいと心の底から強く思いました。
また会社が決める人事異動に対し不平不満を吐くぐらいなら、
会社員失格だと思うのです。
お世話になった会社に対する不平不満がもしあるのなら、
それは退職後に違った形で恩返しをすればいいのです。
ちなみに僕は所属させて頂いた会社に対する不満は基本的にありません。
3.会社の経営方針に賛同できなくなった。
昨今、時代の移り変わりがあまりにも速すぎてついていけません。
企業側の時代の流れに柔軟に対応する努力や苦悩も窺い知れます。
それに応じて人員配置を変えるのは十分理解できないわけではありまあせん。
しかし効率化を追い求めるばかり、顧客を置き去りにはしていないか...。
そうも心配になるわけです。
企業も営利組織なので利益を追求し、株主に還元しなくてはなりません。
従業員に対しても、満足させる給与を与えなければいけないでしょう。
しかし、それは顧客あってはじめて成り立つ話なのです。
顧客の想いを置き去りにし、サービスダウンをさせてまで利益を追求するのは、
今まで僕を支持してくれた顧客に対する裏切りとも捉えかねません。
会社側の一方的な人事制度改革で、
顧客に寄り添えない体制への組織変更は、一体誰が得をするのでしょうか。
この顧客が戸惑うような現行組織の変更改悪は、
会社都合に他ならず、今後もサービスダウンの懸案事項として横たわってくることでしょう。
そこの懸案事項の最前線でサービスを提供していた僕のポジションも今後は無いわけで、
社内における僕の存在意義も無くなったと、会社を去るべき時だと腹を括りました...。
厳密には、業界全体でその職種が無くなる時代的背景だった、
と言っても過言では無い状況なのです。
その立場に追われた僕に対し、
「安心して。雇用は当然保障するし役職も変わらない。悪いポストではないよ。
だから違うところで活躍してほしい。」
そのようなありがたい要請は、僕にとって、
“職業を取るのか会社を取るか”...の踏み絵にしかなりえませんでした。
選び難い踏み絵を踏むぐらいの選択肢しかないのであれば、潔く会社を去ろう。
与えられたミッションも立派に完遂したじゃないか。
良い潮時。また人生におけるチャレンジする時期を迎えたのだ。
そのように素直に思ったのです。
潔く会社を去るタイミング。
まさにそれが今だったのです。
4.そもそもがいつかは独立開業しようと考えていた。
金融の世界は厳しい。
結果が出せなければ退職を余儀なくされる世界として有名です。
危機感を常に抱きながらの勤務は、常に退職との隣り合わせで勝負していたので、
次の生き方を考えてはおりました。
それは働き方や生き方やキャリアプランだったり。
そのようなこともあって、日頃からプランBを用意していたのです。
僕にとってのプランBとは何か。それはズバリ
独立開業をする。
という選択肢のことです。
このようなご時世で、40代には厳しい雇用環境であるのは僕だけではないはず。
それは大企業になればなるほど、金融機関であればあるほどと言えるでしょう。
職業的リスクヘッジをするのは当たり前なのかもしれませんが、
それはもはや職業柄から来るものなのかもしれません。
会社員が安泰の時代は終わった。
昭和ではなく今は平成を通り越して令和の時代。
いつまでも年功序列・終身雇用などの昭和的人事システムが曲がり通る時代では無いのだ!!
お世話になった会社とは円満退社による退職です。
退職というとどこかネガティブなイメージが付きまといますが、
決してそんなことはありません。
「また仕事しようよ。」
「本当に辞めてしまうのか?いいのか?撤回してもいいんだぞ。」
「そんなに慌てなくてもいいじゃんないか。もうちょっと一緒にやろうよ。」
ありとあらゆる方々からお引き止めの言葉を頂き、
あらためて「環境に恵まれていたんだなぁ。」と実感させられました。
退職後もお仕事を通してお役に立てたら幸いであり、
違う形で恩返しができたらなと考えてる次第です。
2022年は再出発の年。年末を目処に独立開業します。
組織に振り回されず、自分のペースで働いていきたい。
その希望を叶えるべく、独立開業を決意しました。
しばらくは充電するわけですが、
その間に自己啓発という名の資格取得に向けた受検対策や、
執筆依頼を頂けるような営業活動をしていく予定でいます。
順調に事が進んだ場合、2022年秋を目処にFP事務所を立ち上げ、
開業届を提出する予定でいます。
その際はくれぐれもよろしくお願いします。
お仕事のご依頼は「お問い合わせ」までお願いします。
執筆やバドミントンのレッスンコーチの依頼は、
上記フォームからお問い合せください。
尚、個人向けマネーコンサルティングはFP事務所立ち上げ後から承る予定です。
何卒よろしくお願い致します。
...というわけで何はともあれ頑張りますわ。
今日はこのへんで。じゃ!👋