どうもです。
元バドミントン 学生王者のFPひろき(@fp_hiroki)です。
にわかに信じられないかもしれませんが、
FPひろきは、学生時代にバドミントンで全国優勝し、世界大会に遠征したことがある男なのです。
ジュニアの年代別の大会でしたが、結果はミックスダブルス世界ベスト8。
当時は、
と思ってみたり。
しかしいま振り返ってみると、
と実感するようになりました。
いま、桃田賢斗を中心に日本バドミントンチームが世界を席巻しています。
過去を遡れば、彼らと同じ大会に出場し優勝も飾っているという競技歴を誇るFPひろきは謂わば、日本バドミントン界においては、ある意味彼らの大先輩にあたると言えるのかもしれません。
そんなFPひろきも、たまにはバドミントンについて思い返し、ブログ記事にして競技者のお役に立とう、と思うようにもなりました。
あなたのいまのバドミントンの競技レベルにおいて、何が問われ重要なのかを今日のブログ記事でチェックして頂けたら幸いです。
[バドミントン初心者]で大事になるのは、ラケットワークと基本ステップ、そしてフットワークです。
バドミントン初心者にとって大事になるのが、バドミントンという競技をしていく上での基礎的な動きです。
それをいち早く身に付けなくては怪我に繋がる恐れもあるので、じっくりと身に付けていきたいものですね。
具体的には以下を参考にし、身に付ける意識を持つといいでしょう。
初心者に重要な練習
- 素振り(オーバーハンドストローク、アンダーハンドストローク、サイドストローク..etc)
- 動き(基本ステップ、フットワーク)
- 観察力(経験者をよく観察・分析し、真似をすることが上達の肝になってくる。)
バドミントン初心者はバドミントンの基礎的な動きを体に染みつけ、怪我をしない効率的な動きを身に付ける必要があります。
ボクシングで例えるなら、基本的な足の運びや、パンチの出し方、ディフェンスの構えなどを体に染み込ませる、といったところでしょうか。
これらを反復練習することで、バドミントンに必要な動きの基礎が出来上ってきます。
バドミントン初心者を卒業するためにも、粘り強く取り組みたいものです。
[バドミントン初級者]は、基礎打ちをしっかりマスターしよう。
バドミントン初級者が、いの一番にマスターしたいのが基礎打ちです。
それには2つ理由があります。
1つ目には、基礎打ちはその名の通り、どのレベルに達した競技者にとっても常にバドミントンの原点になる練習だからです。
これができなくては、その先の上達が見込めません。
そうです、これができて初めて中級者、上級者そしてトップ選手への道が拓けるのです。
現に、世界のトップ選手でさえ、試合前にウォーミングアップも兼ねて基礎打ちをするわけですから、その重要性がわかります。
2つ目には、バドミントンの基礎打ちは、バドミントン選手の共通言語といっても過言ではないからです。
言葉が通じない世界のバドミントンプレーヤーと練習する場面があったとしても、基礎打ちは全世界共通なのです。
また、たとえトップ選手と練習する場面があったとしても、必ず行う練習なので、バドミントンプレーヤーであるのなら、できて当たり前だと思って練習に取り組みましょう。
そんな声も聞こえてきますが、バドミントンの共通言語であるからこそ、それができるのが普通である、と意識を変えて、最低でもこのレベルまでできるように、練習に取り組んでほしいと思います。
主な基礎打ちの種類とポイント
1.ドライブ
相手の胸元を目掛けてリズムよく打つことが大事。
自分がドライブを打ちやすくするためには、自らの打球の軌道が大事になる。常に相手の胸元を狙えていれば、戻ってくる球も予想がつきやすく対処しやすいので安定した打球を打つことを心掛けたい。
球筋がしおれると相手も対処が難しくなる。まずはラリーを続けることを念頭に起き、相手が打ちやすい球を送ることが重要になる。調和の取れた球速でのラリーを意識するといい。
2.プッシュ
ドライブ同様リズムが大事になる。相手の膝下を狙ってあげると相手もリズムが出て打ちやすくなる。まずは同じところを打ってあげると、相手も対処しやすくなるためラリーが続く傾向になる。
プッシュ時は、打った後のラケットのあげるタイミングが最も大事になる。シャトルが戻ってから振り上げたのではすでに遅くなるので、プッシュを打ったら次に備えてすぐにラケットをあげて構えることが重要になる。
レシーブは懐を深くし、前で捌くことが大事。ラケットを大きく振ってレシーブをするというよりかは、プッシュの打球の勢いを活かしながら、打球に合わせるように最低限の力を加えることで返球することを意識すること。
3.ドロップ
上がってくるロブに対し、肘を伸ばし高い打点を意識することが大事。長い球筋のドロップと短い球筋のドロップを打ち分けられるようになることを目指す。ネットから大きく浮かないように感覚を掴むことだ重要。動きを止めず、シャトルの下に素早く潜り込むことが最も大事なポイントになる。
余裕が出てきたら、カット&逆カットも試したい。
4.スマッシュ
ロブに対して、打点を自分よりも前のポイントに置くことで、シャトルを上からかぶせるように真下に打ち抜くのがポイント。おでこよりも前にシャトルを置けるように、素早く打点の下に潜り込めるかが問われる。
そのためにも、素早いフットワークが重要になってくる。
レシーブはプッシュ同様、スマッシュの勢いを利用して小さくコンパクトに弾き返すといい。振るというよりかは、懐を深くした自分の前方のポイントでシャトルを乗っけるようにラケットを廻すスイングをマスターしたい。
5.クリアー
ハイクリアー、ドリブンクリアーとあるが初心者のうちはハイクリアーをしっかりマスターしたい。
遠くに飛ばそうと大振りになりがちだが、それは逆効果になりシャトルが思い通りに飛ばなくなる。
重要になるのは、腰を回しながら同時に肘から上を使ってコンパクトにスイングすることを意識すること。
初級者の基礎打ちはこれぐらいできるようになればOKでしょう。
[バドミントン中級者]はパターン練習でミスなくこなせるようになることが重要である。
中級者はラリーの量と共に、質をあげていきたいところです。
そのためにも、パターン練習を多く取り入れるといいでしょう。
1本1本のラリーを大事にし、簡単にはミスをしないといった集中力と根気を要する練習をあえてこなすことが重要になってきます。
この練習を繰り返すことで、知らず知らずにより効率の良いフットワークスピードが身に付きます。
効果的な練習として、次のようなパターン練習を半面でこなしましょう。
主なパターン練習
1.オールショート&オールロング
オールショート=主体的に動く人が、全てのショットをネットに返球する練習。ドロップorヘアピン。
オールロング=主体的に動く人が、全てのショットをコートの奥に返球する練習。クリアorロブ。
2.ドロップネット&スマッシュネット
ドロップネット=ドロップを打ち、ネット際に返球されたものを、更にヘアピンで返球。その後ロブが上がってくるので、それをあらためてドロップで返球。またまたヘアピンで返ってくるのでそれをヘアピンで返球。この繰り返し。
スマッシュネット=スマッシュを打ちそのレシーブはネット際に返球されるので、それをヘアピンで返す。その後ロブが上がってくるのであらためてスマッシュを打ち込み、ネットの展開を繰り返す。
この二つは必ず練習に取り入れたいものです。
フットワークも重要になってくるので、自らが放ったショットの質によってホームポジションが異なってきます。
ショットの質をあげると、ラリーで主導権を握れ自分の動きが楽になってきます。
基礎打ちを大事にしながら、パターン練習中にここぞという場面で質に高いショットを織り交ぜられるようにしたいところです。
[バドミントン上級者]はラリー中の緩急と動きのスピードアップを意識しよう。
ヨネックス ラケットバッグ9 リュック付き テニス9本用 BAG1802N-596
バドミントン上級者にでもなれば、どのように試合に勝っていくかを追い求めるレベルに達してくると思うのです。
基礎はおおよそ身に付け、いかに試合を制するかの段階に駒を進めていると思います。
戦術戦略を立て、試合に臨む競技者のあなたにとって何が大事になってくるのか。
それはズバリ、相手をいかに崩すかです。
相手も上級者になると、なかなかラリーを制することが難しくなってきます。
いかにラリーを制していくための工夫が問われてくることでしょう。
まず考えたいのが、
ラリー中の動きのスピードアップ
と
相手を崩す配球でしょう。
相手を崩すためにも、カットショットの切れ味を磨く練習をするのも有効です。
配球に関しては、ドリブンクリアとハイクリアの使い分け、ネット際からのフェイントを駆使したロブの配球が鍵になります。
ラリーの主導権を握るためにも、ヘアピンの質も大きく問われます。
桃田賢斗を良い手本にしたいところです。
ノックなどで繰り返しショットを磨く努力をしましょう。
ダブルスプレイヤーもシングルスができないと通用しない理由。
「オレはダブルスプレイヤーだからシングルはできなくていいんだよ。」
そう主張する人を何度か見かけたことがあります。
確かにダブルス向きの人もいればシングルス向きの人がいるのも事実です。
FPひろきは、基本的にはダブルスプレイヤーでしたが、シングルスも普通に結果を出してきました。
ダブルスで勝とうと思うようになれば、シングルスがある程度できないと勝てません。
それはなぜか。
コート全体を網羅するシングルスの動きの速さが無ければ、ダブルスでも勝てないからです。
なので、ダブルスプレイヤーであったとしても、シングルスに通ずる練習もした方がベターといえます。
より試合に勝つことを目指す競技者であればこそ、動きのスピードをあげる練習をしていくことを強くお勧めします。
今日はザックリとして話を展開できませんでした。
今度機会があれば、もう少し細かく技術論、戦術論を中心にブログで展開できたらと思っているのでお楽しみに。
また同時に、ダブルスの極意でもブログ記事としてあげようと思います。
その時はよろしくです。では。