昨日深夜、米国下院議長のナンシー・ペロシが台湾に降り立ちました。
世界中が注目したペロシの訪台。
行くのか行かないのか。
行く度胸があるのか無いのか。
ペロシの訪台は、C国の強い反発を含め、あらゆる政治的懸念事項から実現しないのではないかと囁かれていました。
ところが。
バイデンの否定的見解やC国の執拗な脅しに屈することなく、ペロシ訪問団を乗せた専用機は無事に台北松山空港に着陸。
それにしてもなぜペロシは、このタイミングでの訪台をここまで拘ったのでしょうか。
ペロシの訪台の狙いやそれによる今後の世界情勢の動きについて、私が思うところを書き綴っていきます。
ペロシの訪台の意図を読み解く。
バイデンの反対を押し切ってまで訪台に踏み切ったペロシ。
その目的は一体何だったのでしょうか。
私は3つほど狙いがあったと考えています。
C国強硬派で知られるペロシによるC国に対する率直なけん制。
かつてから対中包囲網の急先鋒だったペロシ。このタイミング訪台したことに関しては一定の評価に値するでしょう。
米国大統領承継第二位の立場でありながら、中国の威嚇を押し切って訪台するこの覚悟。
誰とはいいませんが日本の閣僚にも是非見習って欲しいものです。
ペロシといえば天安門事件やフリーチベット運動の時にも、C国を強く非難し続けた議員の一人として有名です。
当時からC国の学生や民主活動家などと連携し、人権問題に凄まじいパッションを見せつけたエネルギッシュな女性議員として広く知られていました。
"民主化のためには命を懸ける。”
その強い政治信条は当時からブレずことなくまったく変わっていません。
ペロシの命懸けの訪台は、台湾を狙うC国をけん制する目的に関し、一定程度成果を出せたと評価しています。
米国中間選挙での民主党大惨敗は決定的。ペロシの体を張ったパフォーマンスは形勢逆転なるか。
しかし一方で訪台に関しこんなことも囁かれています。
このままでは民主党の大惨敗は決定的と言われてますが、ペロシの訪台パフォーマンスが功を奏すかはわかりません。
しかしこれだけは言えます。
もし万が一民主党が惨敗ということになれば、ペロシは下院議長の座を追われることになるのです。
バイデン民主党政権の不甲斐なさが有権者離れを起こしているこのが現状...。
米軍のアフガン撤退の混乱を招き、国境の不法移民は放置したまま。
物価は上がっても手立てをできず、治安が悪くなる一方。
米国国民の不満は絶頂に達っするのも無理はありません。
それなのに空気を読まず、政策の優先順位の低いジェンダー問題などを熱心に取り組むというお粗末っぷりはさすがに目に余るあり様です。
ただでさえ2020年大統領選挙に不正があったと考える多くの米国国民は、いまだにバイデンを大統領と認めていません。
バイデンに渋々大統領をやらせてみても、機能しない政権運営や政治結果を出せない様を見れば、有権者が彼に怒りを覚えることは必然です。
やるべきことをやらず、やらなくていいことに対しては余計なことをする。
米国国内や世界情勢を乱させているバイデンの支持率は38%にまで低迷しているのもこれまた必然というべきでしょう。
米国国民の不満が充満し続けているこの現状は、中間選挙を控える民主党にとってはまさに危機的状況です。
この民主党の危機的状況をに対し、起死回生を狙って82歳のペロシが一肌脱いだというわけですが、果たしてどうなりますか...。
更には、ペロシは議長の座を追われる前に、どうしてもレガシー作りをしたかったのではないか。
それを兼ねての訪台なのでは?...とうがった見方をする識者がいることも確かです。
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東アジア情勢を不安定化する狙い。
ペロシはC国強硬派である一方でネオコンとしても有名です。
ウクライナ情勢もだいぶ落ち着き、次なる標的を狙うネオコンが次に目を付けていのが台湾ともいわれています。
C国が台湾を狙うことに乗じ、台湾防衛の必要性を過度に煽ることなく、簡単に世論形成ができてしまう。
そんなこのタイミングでの訪台は、ペロシにとってもネオコンにとっても願ったりかなったりなのでしょう。
ペロシは、
「もう一花咲かそうかしら...。」
と思っているかもしれませんね。笑
そういえばトランプ前大統領はこんなことを言っていました。
「北京冬季五輪が終われば、C国は台湾を攻める。」
このタイミングでのペロシの訪台に関し黙ってないC国を刺激することで、東アジアの緊張感を一気に高めて摩擦を起こす。
そういった悪意を感じずにいられません。
実のところ私は、このタイミングでのペロシの訪台は、この東アジアの不安定化促進を一番の目的にしているのではないかとさえ思っています。
昨日のウクライナは、今日の台湾であり明日の日本であることを忘れてはいけません。
日本メディアの反応が鈍かったのはなぜか。
昨日深夜のペロシ訪台は、世界各国でトップニュースとして取り扱われていました。
第三次世界大戦へ繋がりかねない緊張感も手伝い、ペロシ一行が搭乗する専用機着陸の様子をライブ中継していたほどです。
ペロシの専用機が着陸に近づくにつれ、C国国営放送は戦闘機を台湾海峡を通過させたと報道。
C国の猛反発がタイムリーに報道され、緊張感が増していきました。
「ペロシが乗る飛行機は撃墜されるのではないか。」
「C国はそのまま台湾に一気に攻め入るのではないか。」
そのように世界中の人々が手に汗握る緊張感の中、着陸の様子を見守ったのです。
8/30:40
ペロシが乗る専用機は無事に台北松山空港に着陸しました。
世界中がひとまず安堵した瞬間でもありました。
ところがです。
世界中が固唾を飲んで見守ったペロシの訪台の瞬間を、日本のTVメディアのどこを探しても見つけることができませんでした。
ここでも世界から置き去りにされる日本人...。
情報を与えないTVメディアの悪意は相当なものです。
なぜ安全保障上の有事にもなりかねない大事な情報を、日本国民に伝えないのでしょうか?
謎です。
私は、日本人にC国がメンツをつぶされるところを見せたくなかったというC国当局に忖度したTV局側が一切報じなかった、と分析しています。
すでに日本もC国の一部とでも言いたげな日本のTV局は、もはや日本人のためのものとは思えません。
やはり言われているように、日本のメディアもすでに乗っ取られているのでしょう。
それはさておき、メンツをつぶされた形となった中国の今後の出方が気になります。
心配される日本の安全保障の行方と今後の世界情勢を憂うるシナリオ。
ペロシが台湾を離れた後の8/4~8/7に掛けて、台湾を取り囲むかのようにC国は実弾を使った大規模軍事演習を実施するようです。
東アジアが係争地にする目的を兼ねたと見られるペロシのアジア歴訪。
結局それは、米国の軍事産業が儲かるスキームになっていて、意図的に仕掛けたとするのであれば本当に許せません。
プーチンがウクライナ侵攻させられたような巧みな仕掛けである可能性を念頭に入れ、冷静に判断しなくてはいけない局面となりました。
米国の台湾安全保障のために動いた今回のペロシの訪台は、すべてを喜んでばかりもいられないことを忘れないでください。
ペロシ訪台は今後の危機的シナリオのスターターにすぎない。日本はこう変化する。
これからC国は反発を強め、強硬にやってくることは容易に想像できます。
それに呼応するかのように、平和安全法制のための憲法改正論議が急がれるシナリオになるでしょう。
平和安全法制のための憲法改正は望むべきものですが、緊急事態条項だけは阻止しないとかなり危険な世の中になりえます。
言いなれば今の香港のような、強権政治による窮屈な監視社会の入り口になりかねません。
それこそワクワク注射の強制だったり、枠パス徹底導入による住人監視だったり...。
独裁的な人が総理になったら、この国は終わるでしょう。
なのでこれから起こるものに対し、すべてを疑ってかかるぐらいがちょうどいいと思うのです。
「むむむ...、これはなんかおかしいぞ...。」
と。
世界で紛争が絶えなくなる。人々は世界平和を望み、「世界政府」樹立を歓迎するだろう。...しかし。
いま世界は、第3次世界大戦の瀬戸際に立っていると言われています。
それどころかすでに、第3次世界大戦は始まっているのだと主張する人もいます。
実のところ私も後者だと思っています。
かつての戦争は武器を取り合い戦った戦争です。いわゆる目に見える戦争だったのです。
ところが今の戦争は、目に見えない戦いと言われています。
情報戦、サイバー戦、認知戦、経済戦などが代表的なものでしょう。
そうすると、今回のコロナ騒動は、世界的にどういったものだったのでしょうか。
わざと菌をバラまき、強制的にロックダウンして経済を疲弊させて敵国の国力を削ぐ。
これなんかは典型的な経済戦だったのではないでしょうか。
サイバー攻撃を仕掛けて情報を抜き取り、国家にダメージを与える。
これも立派な情報戦ですね。
ワクワク注射が必要なものとメディアなどで洗脳され、煽り立てられて半強制的に打たされた。
騙されたのであれば認知戦で負けています。
こんなのはまさに、銃の代わりを注射にさせたみたいなものです。
見えない戦争にいずれ疲れ果て、平和で平穏な生活を求める人々がたくさん出てくるでしょう。
マスク生活をしていない欧米のように。
しかしそれもつかの間の休息かもしれません。
平和を望む人々の気持ちを逆手にとって、世界統一政府なる全体主義国家樹立を目論む人たちがいることも事実だからです。
平和を望んだはずがもっと悲惨な世の中が到来しかねない。
最終的にはそこへ向かっていくのであり、ペロシの訪台はそのスターターにすぎないことを覚えておきましょう。
いま世界は、ナショナリストVS.グローバリスとVS.中共
の三つ巴の戦い。
トランプが帰ってくれば従来通りの自由な社会が到来しますが、戻ってこなければ暗い未来しかありません。
思考停止させず常に物事の本質を見るよう努めることをあなたに望んで、今日はこのへんで終わります。
ではでは。