新型コロナウイルス流行で、窮屈な生活を余儀なくされていた日々もほぼほぼ終わり、本格的な経済活動が再開されました。
新しいライフスタイルやビジネスモデルの構築が急がれるのは事実ですが、それでも少しずつ平穏な元の生活が戻りつつある実感を湧いてきてます。
それに伴い、株価も上昇(今日は若干下げましたが)。
日経平均株価も、今日の午前中に久しぶりに、23,000円台に回復し、今後の国内経済への期待が膨らみます。
今後、日経平均株価はこのまま順調に回復し、新型コロナウイルスで沈みきった日本経済の起爆剤になっていくのでしょうか。
多角的に見てみます。
米国株の上昇で日経平均株価も上昇。この恩恵を受けるのも秋までか。
新型コロナウイルスによるロックダウンが解除された米国国内で経済活動が本格的に再開し、一時膨れ上がった失業者数も減少に転じるなど、米国経済に明るい兆しが見えてきました。
それに伴い、株価も上昇。NYダウも27,000ドルまで回復してきました。
それに引っ張らられるように、日経平均株価も上昇。好感を得た投資家たちによって買い支えられ、しばらくは上昇機運が続いていくことが予想されます。
少なくとも新型コロナウイルスの第二波がやってくる秋までは、このまま行って欲しいものです。
NYダウやS&P500のようにはいかない?日経平均株価の重石は企業倒産や雇用環境に左右される。
レイオフ (一時解雇)から復帰した従業員によって失業率が大幅に減り、雇用不安から解放された米国とは裏腹に、日本の雇用環境はこれからが不安視されています。
実体経済と株価が解離することが多くなった昨今の経済情勢ですが、日本においては、実体経済がさらに冷え込むと、株価にダイレクトに響いてくることも予想されます。
雇用が安定しなければ、国内消費が喚起されず、企業業績が悪化しかねません。
そうなれば、企業は人件費をいの一番に削減することが予想されます。
雇用不安に怯え、消費が活発化せず、企業業績にますます影響してくることは容易に想像が付きます。
そのような悪循環に陥れば、日本企業への投資も消極的なものになっていくことは避けられないでしょう。
新型コロナウイルスによる企業業績の悪化はこれからが正念場を迎え、ジワリジワリと痛感することになりそうです。
つまり、今は雇用不安がなかったとしても、今後数ヶ月の間に企業倒産や失業者の増加が出てくることも十分予想されます。
それがいかほどになるかは想像もできませんが、莫大なものとなれば、やはり景気後退を覚悟せざるを得ず、株価も自ずと下がってくることを覚悟した方が良さそうです。
また、秋口には新型コロナウイルスの第二波も予想され、新型コロナウイルス流行の景気の落ち込みの回復も一時的なものになる可能性が非常に高いと言えるでしょう。
新型コロナウイルスの第二波までに、ワクチンができれば経済の落ち込みも限定的かもしれない。
新型コロナウイルスの第二波までに、ワクチン開発が進めば、その安堵感から株価の下落も限定的なものになると言う見方があります。
しかしFPひろきはそこまで楽観視はしていません。
第一波の経済的ダメージを払拭しきれないまま、第二波に襲われるのであれば、やはり業績はそこまで上向くまでもなく、企業としてはリストラを敢行せざるを得なくなると思うのです。
リストラを進めれば、株価が上がる傾向にもありますが、それ以上に雇用不安における日本経済の冷え込みが業績悪化を招くことが予想され、株価は第二波を合図に下がっていくのではないかとも思っているのです。
となれば、秋口に一度利益確定の判断を下すと言う選択肢があっても不思議ではありません。
今は株価上昇の波に乗りつつ、その時期が来るのを待ち構える戦術を持っていてもいいでしょう。
これはあくまでもFPひろきのシナリオなので、あなたもあなたなりにいろいろな仮説を立てて、戦術を練ってみてはいかがでしょうか。
これこそがFPひろきが推奨する未来を見通す投資!
未来を考えどう資金シフトが起こっていくのか。
これを考えられるようになると、投資がますます楽しいものになると思います。
と言うことで、今日はこのへんで。
では!