先日アップした記事がこちら。
私はこのブログ記事の中で、
と述べています。
情報の受け手として、その質を高く求めようとすれば、やはり情報発信者の背景を見たくなります。
どのような業界にどれだけ在籍し、どのような経験をしてきた人でどのような資格を保有しているのか。
情報の受け手として、より高い精度の情報を得ようとすればごく当たり前の行動だと思うのです。
私は金融情報を得ていく上で、金融という極めて専門性が高い分野だからこそ拘りを持っています。
それは情報発信者の、
「実務経験+資格」
を重要視する点です。
それではなぜ金融情報を発信する人に「実務経験+資格」を求めるのか。
そこに迫ってみます。
金融業界経験者にしか発信できない貴重な情報がある。
業界経験の有る人の情報は業界経験のない人よりも、発信する情報の信ぴょう性があるのは当たり前です。
実際に業界内で勤務することにより、業界や企業の内情を知っているのが強みと言えるからです。
毎日のように金融の情報と触れ合ってきたので、様々な情報を多角的に分析するノウハウを持ち併せているのがなんとも心強い。
私が金融情報の発信者の実力を判断する際、まずは経歴を見て有益な情報を提供してくれそうな人なのかを判断します。
投資に例えて話をしますが、最近は特にその分野に詳しそうな人が自由に情報発信をしています。
しかし彼らの情報は、どこか使いまわされた情報の側面があるのも事実。自らの言葉に置き換えて発信しているに過ぎないのです。
それだけであれば有益な情報なので喜ばしいのですが、中にはそうでない情報を発信してしまう人も多い。
例えば独自の経済理論や断定的判断の提供を駆使した表現を振り回す人がいたり...。すべてを鵜呑みにする危険性があるので注意が必要です。
人を惹きつけるキャッチーなワードやフレーズを使うのでインパクトがありますが、その情報をすべて吸収するのではなく、いったん立ち止まる冷静さが必要になるでしょう。
FP技能士資格などの資格取得はその分野をしっかりと学習したことの裏付けになる。
Pch.vector - jp.freepik.com によって作成された school ベクトル
金融業界における実務経験は情報を発信する上で頼りになる物差しであることは先述しました。
しかしそれだけで完璧だと言えるのでしょうか。
私はそうは思いません。
やはりその裏付けとなるものをしっかりと学習しているからこそ、情報提供における信ぴょう性が増すのです。
あなたがそのように思うのも理解はできます。
しかし情報を受け取る側として、情報を発信する側がしっかり勉強をしてきた人なのかの裏付けがあるに越したことがないともいえます。
それが決して邪魔になるものでもありません。
それであれば、受け取る情報の精度をより高める意味でも大事な要件に付け加えてもいいでしょう。
金融情報の発信者、受け取る側双方とも、自らに金融情報を施し金融リテラシーを上げていこう。
逆説的に発信者の立場でいえば、自らの発信情報を信頼をもって受け取ってもらうために、FP技能士資格取得なども一つの手段となります。
私も含めてですが、金融情報の発信をする人にとっては、自らの情報の価値を上げ、ブラッシュアップすることに関して怠ることはできません。
インターネット空間において、まだまだこの「実務経験+資格」の要件を持ち併せている人の発信が溢れかえる情報に埋もれているのが現状です。
実務経験が積むことが難しいあなたにとって、情報発信価値を高める意味でも資格取得だけでもすることはかなり意義があることと言えるでしょう。
いかがでしたか?
この人はそれ風なことを言ってるけどどんな人なのだろう?
どんな資格をもってるのだろう?
実務経験はあるのかな?
こんな感じで、
専門性の高い金融という分野の情報を受け取る側のあなたにとっては、金融情報の発信者の、
「実務経験 + 資格」
を着目する重要性が理解できたと思います。
これだけがすべてであるとは言いませんが、是非一つの参考例としてください。
ではこのへんで~。