あまりにも忙しくブログ更新がままならずにいたわけですが...。
みなさまお元気でしたか?
私は執筆原稿の締切に追われる日々を送り堪え気味です。
そんな中ですがようやくブログ更新ができる時間がとれて少しホッとしておりました。
昨日、ビジネスプロフィール写真の撮影で秋葉原に着弾したときのお話をしていきます。
...ということで電気街に...、いえいえ違います(ノリ突っ込み)。
電気街ををとおり越していった先にある、いまYouTubeで話題のあのお店。
そうです、
『王道家直系IEKEI TOKYO』
です。
王道家といえば何といっても、
「王道家の家系ラーメンは横浜家系ラーメンの本物だ!!そこらへんの偽物ではない。」
と豪語する名物社長の清水さんでしょう。
「横浜家系ラーメンの本物、ドヤー!」
と豪語するぐらいの自信があるようなのでせっかく秋葉原まできたこともあり、その実力とやらをチェックしに突撃を図ったというわけです。
『IEKEI TOKYO』の立地は必ずしも良いとはいえない。
JR御徒町駅から徒歩10分ほどのところに店舗を構える『IEKEY TOKYO』。
オフィス街の裏手にあって、決して目立つとは言えないところに店舗があります。
ただオフィス街を歩いていると、突然インパクトのある黄色いお店がドーンと視界に飛び込んでくるのでわからないことはありません。
『IEKEI TOKYO』の店舗を探す上ではナイスなカラーリングで助かりました。
そして店舗に着弾したのは12:00。
外の並びは10人ほどでしたでしょうか。
一時期の熱狂からは少し落ち着き払った様子がうかがえます。
外で待つこと15分。ようやく入店。
食券を購入しそのままカウンターに座れるのかと思いきや、店内のベンチでまたもや待つシステムのようです。
店内のそのベンチで待つこと5分。
店員がカウンターを片付けた後に大声で呼ばれ、その席へまぬかれて着席。
中途半端な案内しか受けられず戸惑っていた私。
思い切り初見さん具合を晒してしまって恥ずかしいかぎりでした。
そういった細やかな接客面での評価は、お店に対する評価として少し厳しめになってしまいます。
『IEKEI TOKYO』は本物の家系ラーメンの実力とやらを見せてもらおうかぁ!
カウンター席で待つこと5分。
待ちに待った着丼です。
醤油の色が立った黒めのスープとよくあぶられた焼き豚の香りが際立ちます。
本物の横浜家系ラーメンへの期待が膨らむのは必然といえるでしょう。
『IEKEI TOKYO』のこだわり抜いたスープは安っぽさがない。
見るからにサラサラで粘度が少なめの吉村家直系店をほうふつとさせるスープです。
香りからして重厚感が違うと感じました。
レンゲにすくって口にふくんで飲んだ『IEKEI TOKYO』のスープが忘れられません。
はっきりいって...、
(゚д゚)ウマー
です。
ちょっとしょっぱいですが。苦笑
しかし鶏油のあまみと尖ったしょうゆの味わいが見事に中和されてて、絶妙な落としどころのスープを作り出しています。
それはそうと、
「本物の家系ラーメンはスープが三層で形成されている。」
...と清水社長はよく言っています。
見た目は確かに三層を形成しているようではありました。
しかし私の舌がポンコツすぎて、味わいとしてはそこまで確認するに至らずですみませんでした。
よほどのプロではない限り、そこまでのことはわからないのが本質でしょう。
本物の横浜家系ラーメンといえば「酒井製麺」の中太麺だが...
『IEKEI TOKYO』は王道家直系店ということで当然「酒井製麺」の麺は使えません。
吉村家を破門されるようにして店をあとにした清水社長は、自家製麺作りを余儀なくされたといいます。
何年にもわたる研究と試作でようやく完成したのがいわゆる『王道麺』です。
本家の酒井製麺の麺はコシがあるのは言うまでもありませんが、コシの面では王道麺に軍配が上がります。
酒井製麺に物足りなさを感じていた私には、ものすごく充実した麺に感じました。
『IEKEI TOKYO』の麺はかなり存在感があり、スープとしっかり共演できていたのが素晴らしかったです。
さすがとしか言えませんがしいていえば、中盛りとしてのボリューム感が少しもの足りなく感じました。
焼き豚は香り、食感、味わいで3度楽しめる逸品
焼き豚はよく燻されており、香りも抜群でかなり評価できます。
香りと味わいと食感で3度も楽しめるチャーシューはあまり存在しません。
とろける程に柔らかく脂身好きの私は、王道家系の焼き豚は口に合わないかなと思っていたのです。
ところがそれは先入観であることがわかり、単なる食わず嫌いであったことを認識させられるにいたるのです。
柔らかい脂身の肉が好きな人を、硬い赤身の部位で作る焼き豚で唸らせるのは相当な腕前がある証だと思うのです。
焼き豚一つとっても横浜家系ラーメンの本物を豪語するだけのことはあるなと思いました。
『IEKEI TOKYO』の具も横浜家系ラーメン本流のほうれん草とのり三枚
具は横浜家系ラーメンの定番であるほうれん草、のり三昧がしっかりと存在感を出して盛られていました。
しかし全体的に少ししょっぱめなこともあり、ほうれん草の存在感は少し足りないかなとも思わされました。
しょっぱめの味わいをどこか中和する役割があるほうれん草は、ラーメン全体のバランスを取る意味で重要な役割をになっています。
『IEKEI TOKYO』のラーメンは、ほうれん草の役割を打ち消すほどのしょっぱいラーメンであることを意味しているのでしょうか。
ジャンク感マシマシの「まぶし」は今後の注文定番化待ったなし
初めてまぶしをいただきました。
吉村家で見たことはありましたが今回『IEKEI TOKYO』で初めて食べてみて、こんなに美味しいものがあるのかと思いました。
チャーシューをご飯にまぶされたものがネーミングの由来だと思いますが、これにマヨネーズと「無限にんにく」を入れて食べると絶品なんです。
ジャンク感が一気にましてたまりません。
体に悪いことはよくわかっているのですが、よだれを垂らして食べるほどの旨さに今後の注文は定番化しそうです。
『IEKEI TOKYO』の接客は抜群。しかしラーメンのほうれん草のようでした。
やはり厨房にドデカい寸胴が並んでいると安心感が違います。
店でスープを炊いていることが、本物の家系ラーメンを名乗る上での最低条件のように感じました。
本物偽物論争は人それぞれ基準があるので難しいところではありますが、私はまずはそこで線を引いています。
味もいいし接客もいい。
さすがは横浜家系ラーメンを全国に広めたいという広大な野望を持つ清水社長が手掛けているお店なだけあります。
しかし清水社長が強烈すぎて、どうも店員さんに覇気が感じられなかったのが残念です。
きっとそれは、インパクトのあるしょっぱめのスープを中和しきれないほうれん草の存在のようになってしまっているようにさえ見えます。
横浜家系ラーメンは漢だと思っているので、武道家系の元気さがあってもいいように思います。
またまぶしを楽しみにお伺いします。
ではでは。
店 名 | 『王道家直系 IEKEI TOKYO』 |
住 所 | 東京都千代田区外神田5丁目2-7 外神田下村ビル |
電 話 | 不 明 |
営業時間 | 11:00〜翌1:00 |
定 休 日 | 月曜日 |
席 数 | カウンター17席、テーブル4席×1卓 |
駐 車 場 | な し |
アクセス | ・東京メトロ銀座線「末広町駅」2番出口から徒歩2分ほど ・JR「御徒町駅」南口1から徒歩6分ほど ・JR「秋葉原駅」電気街口から徒歩10分ほど |
地 図 |